4文字のあいしてる【完】

こんなに彼に悲しそうな顔をさせてしまった。



圭吾はずっと1人で考えてくれていたんだ。私の夢のためにどうすることが1番いいのかって。





だから私はこの『さよなら』を受け入れなくちゃいけない。




でも・・・たった4文字がいつまで経っても言えない。



涙と嗚咽が止まらなくて一瞬、自分の夢を後悔してしまう。