4文字のあいしてる【完】

白川さんから聞いたトメさんのお墓。最寄り駅からバスを乗り継いでやってきた場所は周りに何もなくて静かで寂しい。



百瀬家と書かれたお墓の前にはお花も、お線香も供えられていない。


圭吾が汲んできたお水を上から掛ける。持ってきたお花を供えた。


トメさんはここで眠っているんだと思ったら悲しいよ。一人ぼっちで寂しいに決まってる。


これからは会社帰りとかに寄れるときは寄ろう。


圭吾と並んでお墓の前で手を合わせた。


トメさん、私遊びに来るからこれからは寂しさ紛れるといいな。



それからとうとう圭吾と付き合うことになりました。



距離を置いた半年間は苦しくて辛くて恋なんてするんじゃなかったなんて思ったりもしたけど今は圭吾に恋をして本当に良かったって思う。