4文字のあいしてる【完】

空白の半年間。それは私が圭吾と距離を置いた半年間。


私は女子高生で圭吾は大学生。



埋まらない年の差と壁に泣いた。
何を聞かされるんだろ?




「だからそんなに強張らなくても悪い話じゃないって」




キュッと握られた手。



私はいつも圭吾に安心させてもらってる。



「落ち着け」あの言葉から私はずっと圭吾に支えてもらってる。




なんだか圭吾がいてくれれば無敵のようなそんな気がするな。



「うん。でも・・・強張ったから得しちゃった。手繋げたから」




言ってて恥ずかしい。チラッと圭吾を見たら窓の外を見つつも耳は赤かった。



圭吾くらいかっこよかったら絶対に彼女とかいたはずなのにこんな私みたいな恋愛初心者の言葉でも赤くなってくれるなんて嬉しいな。