4文字のあいしてる【完】

携帯をいじりながら壁に凭れてる姿を見るだけでキュンとする。


恋の魔法にかかっちゃったのかな?私。




早く声を掛けて話したいのにこのまま見ていたいとも思う。贅沢な悩みだな。結局5分ほど悩んで声を掛けた。




「お待たせ」




「こら。俺のこと見て遊んでただろ?」




「バレてた?なんか圭吾が私を待ってる姿を見てるのが嬉しくて」




「クスクス。でも俺も奏の気持ちがわかった。いつ来るのかな?どんな格好で来るのかな?ってワクワクしてた」




待つのも悪くないななんて優しく微笑むからまたドキドキした。