あの後、お互いの気持ちを伝え合ったけどかなり遅くなっちゃったから急いで帰った。




案の定お母さんとお父さんには怒られたけど圭吾が好きって言ってくれたことで頭がいっぱいで聞いてなかったなんて言えない。




あーっでもどうしよう。



私、圭吾と両思いなんだ。
なんだか顔が赤くなる。


佳乃にもちゃんと報告した。メールを送ったら電話をくれて自分のことのように喜んでくれたんだ。


私たち恋人になったんだ。あんなに苦しかった思いが嘘みたいで毎日、毎日頭の中で『好きだよ』って言葉がリフレインしてる。


「お、お母さん?!」


ニヤニヤしてたらお母さんがその姿を見てニヤニヤしていた。


「今日はデートですかな」