ひとつ、屋根の下で



「……俺、本心じゃなきゃ言わねーよ、2回も。あんな恥ずかしいこと」


「へ」



2回も……。


恥ずかしい、こと……。



「っ!?」



凌の言葉の意味を理解して、ボッと顔が熱くなる。



『可愛い』



そう言ってくれたの、本心だったの……!?




実験、なんて言うから。


あんなに余裕な顔してるから。


いつもみたいに、からかわれてるか、漫画の参考のためかと思ったよ……!



「あ、う……」



恥ずかしくて、なんて言ったらいいか分からなくて、口を継いだのは、言葉にもなれない意味もない声。


何言ってんの、私!!




「なんか言えよ!!余計恥ずかしいだろ!?」


「だ、だってーーっ!!」