ひとつ、屋根の下で



はあ、とため息。


まぁ、そんなところだとは思ってたけど、そんな笑顔で言うことじゃないでしょ。



それに、今私にとっていちばん腹立たしいのは、凌じゃない。


……あの、感じ悪い毒舌野郎!!


ブサイク、なんて面と向かって言われたことにすごくすごく腹が立つ。


……だけど。


怒りよりも、その言葉に傷付いてる自分がいた。



「……私ってやっぱ可愛くないのかなぁ」


「はあ?」


思わず、ぽろっと言葉が零れてしまっていた。


凌が驚いたように私を見て、その視線にハッとする。


……私、何どうしようもないこと言ってんだろう。


こんなこと言ったって、私の顔が変わるわけでもないのに。


そんなことない、なんて慰められたって、むなしくなるだけなのに。


……わかってるのに。


それなのに。