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「よっ」
「わあっ!?」
撮影を終え着替えて外に出ると、外の壁にもたれていたらしい凌が真横から声を掛けてきて、凌の存在に気づいてなかった私は驚いてそう叫んでしまった。
「び、びっくりしたあ!!なんでいるの!?先に帰ったんじゃ」
「なんで同じ家なのに別々に帰んなきゃなんないんだよ」
そう言って凌が壁から背中を離し、私の隣に並んだ。
そして、どちらともなく歩き出す。
割と近所のカフェだったので、歩いて帰れる距離。
すっかり暗くなった道を、通り過ぎる車のライトや、ぼんやり光る街灯が照らしていた。
「ていうか凌、ホントなんで来たの?取材とか言って、凌の漫画にモデルの子なんて出てこないじゃん」
「あはは、そんなん嘘に決まってんだろ。現場に入るための口実。ホントは沙波をからかいにきただけ」
「……あんたねぇ」


