ひとつ、屋根の下で



「…………は、はああっ!?」



そんな北岡さんの言葉に誰より驚いたのは、他でもない私。


凌は一瞬驚いたように瞳を揺らしたけど、それだけだし。


周りのスタッフさんに至っては、「さっすが北岡さん、名案!!」なんて騒いでいる。



いやいやいや!!


凌、たしかに綺麗な顔してるしスタイルいいし、見た目だけなら申し分ないけど!!


それに、凌ひとりでモデルするなら何にも文句なんてないけど!!


どうぞ思う存分やってください、って感じだけど!!



……一緒にって言った!?


一緒にって言ったよね、北岡さん!!




「反対反対っ!無理ですよ、凌がモデルなんてっ!!」


グイッと私の前に立つ凌を押しのけて、必死にそう言ったけど、北岡さんは凌を撮る気満々みたいで、にっこりといつもの笑顔でかわされてしまった。