ひとつ、屋根の下で



……そういえば、昼間会った超絶イケメン、彼は一体誰だったんだろう。


あれだけ綺麗な顔をしているのに今まで知らなかったなんてちょっと信じられない。


なにせ、顔が商売道具みたいな学科だもん。


誰がカッコいい、とか今流行の顔だとか、そういうの、結構敏感なんだけどなぁ……。


もしかして、違う科なのかな…?


なんて考えながら浴室のドアを開けた。



バスタオルで身体を拭いて、下着を身につける。


不意にパラリとバスタオルが床に落ちて、それを拾おうとした、その時だった。



「………」




ガチャッ、と音を立てて、脱衣所のドアが突然開いた。



丁度ドアの方を向いてかがんでいた私は、床に手を伸ばしてタオルを拾う格好のまま、顔だけを上げた状態で固まってしまった。



あまりにも、びっくりして。