ひとつ、屋根の下で



……その言葉が痛いと思うのは、全部本当のことだから。


プロ失格なのも、カメラの前に立つ資格がないのも。

自分のことしか考えてない、意気地なしなのも。


全部全部、本当だからだ。



「何言ってるのよ!あなた何も分かってないくせに!」


「そうだよ。カメラの前に立ったこともないくせに、勝手なこと言わないで。
私たちだって、調子悪いときくらいあるの!何も知らないくせに、そこまで言うことないでしょ?」



他のモデルの2人がかばってくれたのは嬉しかったけど、多分、違うんだ。

正しいのは、瀬野くんの方なんだ。


私はそれを受け入れられるほど強くはないけれど。


それでも。


今は強くいられなくても、そうあるように努める義務があるということは心に留めておかなきゃダメなんだ。



キュッと、唇を結んだ。


気を抜いたら、すぐに気持ちが弱くなってしまいそうだったから。


次こそは頑張ろうと、決意を込めて。



だけど、その仕草を見た瀬野くんは、呆れたような表情を浮かべた。