「ありがと。私は大丈夫だから、翔平はゆっくり休んでくーださい!」 寝室の入り口に来て、私はもう一度、笑顔でお休みをいった。 「翔平、おやすみなさい!また明日ね!」 翔平はやっぱり私を気にしているみたいだったけど、 私が譲らないのを分かって、優しく微笑んだ。 「うん、また明日ね、楓子ちゃん。」 ――――早く僕のこと、好きになってね・・・ 翔平はそう言って、 ふわり 私の額にキスを落とした。