まさか、私の『理想の男性像』で、 翔平がこんなにもダメージを受けるなんて思っていなかった。 だから、『大人楓子』は聞いたらだめって言ったのか・・・。 納得・・。 「翔平、落ち着いてよ。あくまでも『理想』なんだから!」 翔平はソファーの上で体育座りをして顔を伏せている。 翔平は、世話の焼ける人だよ・・・。 『大人楓子』も苦労してるんだろうなぁ・・・。 でも、不思議と嫌だと思わないのは、惚れた弱みなんだろうか・・・。