お星さまに願いを!


「・・・楓子ちゃん、・・・一番最初の質問の答え、少しだけ教えてあげる。・・・出会いはもちろん秘密だけどね。」

「え?」

翔平は真っ直ぐ私の目を見つめてくる。

「僕たちが出会ったのは、お見合いじゃないよ。」

翔平の手が、私の頬を優しくなでた。

私は魔法にかけられたみたいに、動けなかった。

鼓動が一気に早くなる。