探しに行くため寝室を出ようとして、足元に転がっているパジャマに目が行った。 西山さんが今朝脱いでいった、プリチーなクマさん柄のパジャマだ。 見事に脱いだそのままの形で転がっている。 「ぷっっ!」 私は思わず噴き出した。 「子どもじゃないんだから。」 西山さんの今朝のパジャマ姿を思い出し、自然と笑いが零れる。 私はパジャマを拾うと、脱衣所を探し、洗濯機に入れた。