翔平? 私たちの時間は、これから始まっていくんだね。 今、私の心の中は、温かいもので満たされていた。 「これから、よろしくね、翔平!」 私は手を差し出した。 「うん。よろしくね楓子ちゃん!」 二人の手がクスノキの前で繋がった。