お星さまに願いを!


翔平はそう言って、

私のおでこに、ゆっくり口づけた。

そして、ゆっくりと離れる。


「うん。約束ね。・・・翔平、ありがとう・・・。」


私は、笑って翔平を見つめた。


「・・・さぁ、帰ろうか、楓子ちゃん。」



そう言って、翔平は手を差し出し、

私はそれをギュッと握る。




私たちはキレイな星空の下を並んで歩き出した。