私はそっと、書斎のドアを開いた。 翔平はまだ電話中らしい。 パソコンを見ながら電話でテキパキと指示をしている。 ・・・・。 何、この翔平。 いつもと全然違うじゃん。 顔は真剣だし(当たり前か)、なんていうか 男らしい・・・。 まさにデキる男って感じだよ!! 『僕仕事出来るんだよね~。』というのは本当みたいだ。 私はドアの隙間から仕事をしている翔平に暫く見とれていた。