「・・・僕、嬉しい。僕も楓子ちゃん、大好き。大人の楓子ちゃんも、17歳の楓子ちゃんも。」 胸がキュンってする。 ドキドキする。 どうしよう!! だけど、それ以上に嬉しかった・・・。 『大人楓子』も自分ではあるけれど、今の私も好きだと思ってもらえてることが実感できて、たまらなく嬉しいんだ。 私も翔平に腕を回して、ギュッとした。 そしたら翔平が微笑んで、そっと、 私のおでこに、キスしたんだ。