私は必死に思い出そうとする。

バーでお酒を飲んでから・・・飲んでから・・・飲んで・・・

ダメだ!

思い出せないし。

私、そんなにお酒飲んでないよね?

お酒が弱いという『大人楓子』。

まさかここまでだったとは・・・。

私が一人、動揺していると、隣で寝ていた翔平の目がパチッと開いた。

そしてニコォッと笑いかけてくる。

「///!!!」

心臓がドキドキしてきた。

「楓子ちゃん、オハヨ♪」

「お、お、おはよう・・ゴザイマス。」

最後がカタコトになったよ。