なんか、離したくないなぁ。
このままずっと、翔平に触れていたいって思う。
あんまり居心地がいいから。
愛しいって気持ちが込み上げるから。
「しょーへー。」
「ん?」
「しょーへー、すきー。」
翔平がピクっと反応した気がした。
「しょーへー、大好きなのー。」
あれ、私、口が止まらないよ。
心の声、みんな外に漏れてる気がする。
でも、言ったらなんか、スッキリしたような・・。
「・・・。うん。僕も、楓子ちゃんが大好きだよ?」
すごく、嬉しい言葉が聞こえた気がした。
幸せな気持ちのまま、私は、また意識を手放した。
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