嘘吐きの道化師

「ジュリには、ジュンタの位置をやってもらうんだけど。」


「うん。」

ダイスケくんは教えるのが本当に上手だった。
みんなの揃えるダンスは、すぐに覚えられた。ぎこちないながらも、授業でダンスをやっていたから、下手くそという訳ではなかった。

「ジュリ!そう!うまいねー!」

ダイスケくんに褒められるのが、嬉しかった。
そして、絆が深まってるかななんて
なんとなく思っていた。

「ここは、ユータとジュリのダンスパートなんだけど…。」

ユータくんは今日、お仕事という事情できてなかった。
確かに、ユータくん毎日ドラマやバラエティにでていると思う。

忙しいんだなぁ…。


「あ、うわぁ…!!」

しかも、ユータくんとのパートが
めっちゃ難しくて、なかなかできない。

「こう、やって…うわぁ!!!」
「ここ、難しいもんなぁ…。」

ダイスケくんはユータくんのパートをやりながら教えてくれた。

「うわぁ…!!」

転んでしまった。鈍臭いとかじゃなくてね?
本当に難しいんだよ…