「もし、さ!ゆるーい気持ちでやるならさ。
やめといた方がいいよ?モテたいとかさ、ジュリくんイケメンだし。」

私の最寄り駅に着いた。
アユムくんは私をどう思ってるのだろう。

やめてほしい?心配してる?

「そんな、気持ちじゃない。わた…俺、モテるから…!大丈夫。」


プシューと、電車のドアが閉じた時、
アユムくんはニッコリ笑って私に手を振った。