嘘吐きの道化師

『受付終了しま…』


「「待った!!!」」

晃が引っ張ってくれたおかげで受付に間に合った。私の体力は限界に達している。

「チケット貰いまーす。」

握手の列の最後尾に二人で並んだ。
そして、息を整えながら何を言うか考えた。

「どうしよー、何を言うか考えてなかったよ…。」

服のことばっかりで、そこまで頭回ってなかった。
そして列はだんだん短くなって行く。

「俺はー、苗字が山田って同じです。って言おうかな」

「あー…そっか…って晃前!前!」


もう、晃の目の前にまで来ていた。
思いつかない。どうしよう。
つぐみちゃんがいる。