「知らない…記憶がないんだよ…」

彼の口からは知らないしかでない。
リーダーのジュンタなんかじゃなくて、

普通の淳太くん。

「でも、すこし前に事故があって、俺入院したんだ記憶がない事ばかりで…」


「みんな俺に絶望してんだよ。」


彼の顔もさっきより一段と曇って見えた。
絶望されてる。

私は、淳太くんを助けたいと思った。
どうしても、ユータくんとも。