嘘吐きの道化師

この声は、ユータくん。
カツラしてるし、女装…。
普通の格好してるからばれてるはずないのに…。

人違い…人違い…。
ユータくんから逃げようとした。

「ジュリ…だろ?お前の名前…」

バレてるの?私の正体。


「お前…そんな趣味あったの?」

プププとユータくんは笑った。
もしかして、私が女装してると思ってる?

「あっ、いや…あははは」
ユータくんにはバレたらだめだ。
やり過ごさなきゃ…だめ…。

「馬鹿にしてんのか?おい…。」

笑ってた顔とは違う。
真顔で、睨みをきかせた目をしていた。


冗談なんかじゃない…。