(やっぱり、このままは嫌!) 翌朝、昨日の誤解を解こうとお兄ちゃんの部屋に行ってみたが返事がない。 「どうかなさいましたか?」 執事の林さんにお兄ちゃんがどこにもいない事を伝えると・・・ 「紘輝様は、ご予定を早められたらしく今朝、朝一番の飛行機でニューヨークへ発たれました。」 (えっ・・・どいうして?じゃぁ、もう誤解されたままなの?) “血には逆らえないんだな” 私は、自分はお母さんと変わらない最低な人間だと思うようになった。 回想(終)―――