私は、全てが始まったあの場所で、お兄ちゃんに自分の気持ちを打ち明ける決意をした。


(そしたら、優斗ともちゃんと話そう。自分の気持ち)


「ねぇ、お兄ちゃん。」


「どうした?まだどっか寄りたいのか?」


「そうじゃなくて、話があるの。」


「なんだ?」


「今じゃなくて、家について。お兄ちゃんがアメリカに行く前に送迎パーティーを開いた部屋に来てほしいの。そこで話したい。」


「?・・・分かった。」


(ちゃんと伝えなきゃ・・・)