私は、お兄ちゃんから逃げると何も考えずにお屋敷を出てて、優斗の家の前にいた。


「………」


(何も考えずに来ちゃった…)


でもインターホンを鳴らせず門の前に暫くずっと ただずんでいた。


(都合良すぎるよね…キスだって優斗ともまだなのに…)


どうする事も出来ずにただつったていると段々足が疲れてきた。


(優斗…)


「華恋?」