「じゃあ、行ってくるねぇ~」





「お弁当忘れてる!!」





お母さんがお弁当を持ってリビングから出てきた。





「じゃ、補習授業頑張ってね♪」





決して悪気はないんだろうけど、私にはお母さんの笑顔が嘲笑っているように見えた。





「はいはい、頑張りますよ」





そう言って私は家を後にした。





「いってらっしゃぁい♪」