奇行少女と風紀男子






「あ~重かった」





扉の前でそう言いながら私を下ろした。





「重くてどうもすみませんでしたっ!!」





「嘘。本当はそんなに重くなかった」





「棒読みだろ。それ」





「あぁ、棒読みだよ。なんか悪いか」





ちっ、なんでよりにもよってこんなヤツが風紀委員なんだよ。





「早く中に入ってこってり絞られてこい」





「えぇー」