(助けて!!)
という目でみくりがこちらをチラチラと見てくる。
「そんなこと言わないでさぁ、俺達と遊ぼうよ♪」
「いえ!本当に結構ですから……」
「えー!?俺達じゃ不満なワケ?」
どんどん状況が悪化していく。
………そろそろ助けなきゃヤバイな。
「あのぉ、みくりになにしてんの?」
私は満面の笑みで聞いた。
「あれ?君もかわい……げ!今井じゃん!!」
二年男子は少しビビりながらそう発した。
つか質問しただけでビビるなよ、傷つくだろ。
「今、いいところだから邪魔すんなよ」
ビビっていると思ったら今度は何か敵意むき出しだし。
「邪魔?邪魔なのはあんたらだろ」
「ガキが調子のってんじゃねーぞ!!」
二年男子が私に殴りかかってきた。
「そんな拳、私に当たるわけないでしょ」
シュッ
ドスッ
拳が空を切る音と共に、私の拳が男子の腹にヒットする音がした。
「グフッ……」
「あんたが私に喧嘩を売るなんて100年早いっつうの」
私が勝ち誇ったように笑っていると………。
「なにこれ」