「噂の本人が知らなかったって……
お前の中学どういうシステムなんだよ」
文句を言われてもねぇ……。
「知らないものは知らないの!てゆーか、用事すんだんだから帰れば?」
「客人を追い出す奴はお前くらいしかいないぞ」
いやいや、追い出してんじゃなくて……
「風邪、うつしちゃ悪いから。さぁ!帰れ!!」
「……わかったよ」
やっと帰ってくれる!
私は黒澤を玄関まで見送った。
「じゃぁな。風邪、早く治せよ」
そう言った時の顔が優しく見えた。
「う…うん。バイバイ」
バタン……
「何なんだろう……この感じ」
この感覚が何なのかがわかるのはもう少し後の話………。
