「怪我ない?」 私を抱き抱えたまま黒澤は、そんなことを聞いてきた。 「してない、大丈夫だから!!」 「あっそ」 そう言ったら今度は急に歩き出した。 「ちょ!!何処に連れてく気!?」 足や腕をバタバタさせながら私が黒澤に聞くと 「さぁ?」 と、少し笑いながら答えた。 ムカつく!! あと、コイツが向かっている場所ってまさか!!!! そう思った私は“ある場所”に着くまで必死にあがいた。 結果は、無駄な体力を使っただけだったケド。