優人side
一目惚れだったと思う、小学校ではじめて目が合ったとき、何かきゅんとしたんだ。でも話しかければすごい素っ気ない奴で、なのに俺はひとりぼっちの海を何とかしたくて話しかけ続けて、態度はかわらないけど、成りだけはいい海には女子が集るようになった。
ちょっと悔しいな…海は俺のモノなのに…
「キモっ!」
この独り言も何度目だろう。
おっ!やっとハイエナどもが散ったぜ!
「お~い!かい~!」
そして口癖
「金かして!」
うちは弟が病気だ。だけど母は国の恩義は受けたくないと意地を張り生活費が足りなくなる。だから事情も言わずに中学に上がった頃から口癖のように裕福な家庭の海に性懲りもなく頼ってしまう。
「却下。」
いつもこうなんだけどさ…
「なぁ~、親友を助けると思ってさ~!」
でも押しに弱いのがこいつの良いとこだ。
「わかったわかった。手帳に全部つけてんだからな?出世払いでいい。」
「よっしゃ!ありがと!」
俺、こいつのこと利用してるのかな…。
一目惚れだったと思う、小学校ではじめて目が合ったとき、何かきゅんとしたんだ。でも話しかければすごい素っ気ない奴で、なのに俺はひとりぼっちの海を何とかしたくて話しかけ続けて、態度はかわらないけど、成りだけはいい海には女子が集るようになった。
ちょっと悔しいな…海は俺のモノなのに…
「キモっ!」
この独り言も何度目だろう。
おっ!やっとハイエナどもが散ったぜ!
「お~い!かい~!」
そして口癖
「金かして!」
うちは弟が病気だ。だけど母は国の恩義は受けたくないと意地を張り生活費が足りなくなる。だから事情も言わずに中学に上がった頃から口癖のように裕福な家庭の海に性懲りもなく頼ってしまう。
「却下。」
いつもこうなんだけどさ…
「なぁ~、親友を助けると思ってさ~!」
でも押しに弱いのがこいつの良いとこだ。
「わかったわかった。手帳に全部つけてんだからな?出世払いでいい。」
「よっしゃ!ありがと!」
俺、こいつのこと利用してるのかな…。


