恋の予感から




北乃くんがそういい私に笑いかける。



その笑顔はとてつもなく輝いていた。



私はさっきよりも顔が熱くなる。




「あっあっあっあっあっありがっとっとうう」



私は思わずうつむく。



「うおーーー!!!!野々村さんやっぱかわえええ!!!!下の名前菜々だっけ??今度から菜々ちゃんて呼んでいい??まじかわええ!!!」


緒方くんは大声を出す。


ちょっと、やめてよ。



「フミうるさいよ、菜々ちゃん困ってる」


菜々ちゃん………。



北乃くんも菜々ちゃんて………。





緒方くんと何もかも別物に
感じる彼は魔法みたいだ。