「なっ何てことだ。」



リオウの目に飛び込んだのはカナメスの頭上に巨大な魔方陣が描かれていた。



「綺麗。そうだろリオウ。」



リエルの目がまた銀色に光った。



「!!!?」



確かにリエルの姿だが、中身がまるで違っていた。



「お前誰?」



「え〜私のこと分かんないの〜?フフッ、私はリエルだよ♪」



「ふざけるな。悪魔か?」



リエルの姿を借りた何かは頷いた。



「何故ここにいる。」



「仕事だ。運命を殺せ、とな。」



悪魔はニヤリと笑みを浮かべた。


「そうか……。」



「だ・け・ど、俺様はそんなのどうでも良くなった。」



『それってどうゆうこと?』



リエルの声が辺りに響いた。



「あんた?なのか?」



『うん。』



「俺様が気に入ったんだよ♪」



悪魔がそう言い終わるか終わらないうちに、リエルの前に銀髪の悪魔が現れた。