ヒカリ

青白い光が辺りに飛び散った。



目を開くとそこは食堂と思われる景色が広がっていた。



「すっ凄い。」



「……ここで合ってるか?」



「………あっはい。」



店員は三人を個室に案内した。



「どうぞごゆっくり。お呼びの際はそちらのベルを鳴らしてください。」



そう言うと店員はパッと消えた。



「不思議なところ。」



「店員困ってたな……。」



「すまない。」



「あいつ、魔力少ないし呪文に馴れてないんだ。」



(そんなことまで……。)



リエルはリオウに感心した。これだけできる人ならおにぃが頼んだのも無理はない。



(おにぃは過保護だったもんなぁ。)



三人は料理を食べ始めた。



「でっリエル。続きは?」



「ふぇ?」



「だ・か・ら、作戦!」



「あ〜ちゃんと考えてるよ。」



「えーっと、まず、リオウに転送呪文で私とガロウを転送してもらう。」



「その後、リオウは自己転送呪文でリオウも城内に入る。」