ヒカリ

「まず……。」



リエルとそう言いかけた時、



グゥ〜



と、お腹の音が鳴った。



「ご飯……食べよ♪」



リエルは少し恥ずかしそうだ。



「近くに食堂がある。そこなら食べながら作戦を立てればいい。」



「よぉーし、じゃ行こ!」



三人は食堂に入った。



「わぁなんか凄い!!」



リエルの目に飛び込んだのは、大勢の客で賑わっていた。



「空いてる席あるのか…。」



「どうだろうねぇ?」



店員らしき少年が駆け寄って来た。



「いっいらっしゃいませ!只今だいぶ混んでいるので二階でも宜しいでしょうか?」



「うん大丈夫です!!ねっ二人とも!!」



「ああ。」



「かまわない。」



「ではっこちらにどうぞ。」



少年は三人を奥の部屋に案内した。



「どうぞ、魔方陣の中へ。」



「………やっぱり。」



「えっ!?」



「なぁ店員、あんたちゃんとできるのか?」



「はっはい、一様…。」



「はぁ……。」



リオウがため息をついた。



「僕がやるからいい。」



「リオウ、お前……。」



「心配だから。」



「えっとごめんねリオウにやらせてあげて?」



「わっ分かりました。」



「……我が名のもとに我らを送りたまえ。リラ・マ・キラ。」