my existence sense-神が人を愛す時-










カランッ。
立ち尽くしたままだった彼等もようやく鎧を脱ぎ剣を置く。

露わになる姿はやはり男ばかり。
歳も容姿もそれぞれだが、この場に居るだけのことはある体つきである。






「さて、行こうか」



ぞろぞろとその場を後にする男達。
次々と去っていく男達に部屋はどんどん静まり虚しくなりとうとう最後の男が部屋を去る。



シンッ。
ただでさえ広い部屋が余計に広々と広がって見える。
ただ床には置き去りにされた鎧と剣が点々とあるだけだった。






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