きみが好き

「誰がバカって言ったの?柚ちゃん」

「え?」

違うはずがない。これは…


「凌雅?」


多分あたし、今すっごいぎこちない笑顔だと思う。

凌雅のさらさらの髪が風に揺れた。

「柚ちゃん、バカみたいな顔してるー」

そう言って凌雅はケラケラ笑う。

わかってる、バカみたいな顔してるのは認めよう。

だけど。

「あの美人さんは?」


だっていないんだもん!くるくるの茶髪できらきらの目で背が高い美人が!