そよ風に吹かれて桜の花びらが舞う。 あたし、池内柚は公園のベンチに座って空を見上げていた。 雲ひとつない空。 ほんとは卒業して嬉しいのに、あたしの心は少しだけ重い。 「やっぱり、付き合っちゃうのかな。」 さっき、見ちゃったんだ。 学年で一番美人な子に、凌雅が告られてるとこ。 凌雅は、あたしの好きなひと。 幼なじみっぽい感じ。 わかんないけど。