気ままな猫と暴走族の彼等

蒼「それよりこんな所でどうしたの?」

『…逃げてるの。』

聞こえるか聞こえないかの声で呟く。

蒼「え?…何か… 「見つけた…、ハァ…ハァ」 ら…」


蒼空の言葉を遮って男達が私を見つけた。

『…もう追いつかれちゃったかぁ~。』

「よくも騙しやがったな。」
「おとなしくしろよ。」
「たっぷりと可愛がってやるからな…。」


気持ち悪いほどの笑みを浮かべて上から下までジロジロと見て
くる。