柾谷くんに連れてかれて

「おい。お前名前なんだ?」


そう。私たちは
学食に並んでるときとか
ぶつかったときまでは
彼ら2人の名前も知らなかった。


私はオドオドしながら

「桜井雅です…。」

「雅かっ。
 俺は楠木柾谷。
 よろしくな」

「それで…条件って言うのは…?」

「俺の所属しているサッカー部のマネになれ。
 後、俺と付き合え。」

「え、え、え、。。。
 私…まだ…えっと…。」

「今頃誠司も
 お前の連れに告ってるはず。
 どうだ?付き合わないか?
 マネはまだ考えといて…」

「あの!
 私、一目ぼれしたんです!
 付き合ってください!」

「よし、決まったなっ。
 よろしくな。」


ええええええええ。

こんなあっという間に付き合っちゃったよう。


美羽から電話きて

「今どこ?
 報告あるからさ、屋上きてよ!」

柾谷君と屋上へ向かった。