彼の名前は
楠木柾谷(くすのき まさや)
一つ上の先輩だった。

彼も
学食向かうところだったらしいので
私たちは一緒に向かった。


学食は結構混んでたから
一緒に並んでいたら、
美羽が内緒話で話しかけてきた。

「ねぇ。めちゃかっこいいんだけど♡」

「え?誰が?」

「さっき雅がぶつかった人と一緒にいる人だよ!もうやばぁい」


柾谷くんと一緒にいたのは
加藤誠司(かとう せいじ)。

2人は親友らしい。


それで一緒に並んでると
前にいた柾谷君と誠司くんで
全部の食べものが完売してしまった。

私が欲しかったメロンパンまで。

そしたら柾谷君
「お前にやるよ。ただーし条件あるけどな」

「ほんとですか?ありがとうございます。
 でもその条件って…?」

「こっち来い」

手を引っ張られて
人気の少ない部屋にいった。


一方美羽と誠司くんは
私たちがいなくなったので
一緒にお昼を食べたらしい。笑