私が黙っていると

「そもそもさぁ~
 なんで関わっちゃいけないの?」

琥珀・・・。  そこ・・・?

バラそうか・・・?

いや。バラしたら面白くないか。



「目障りだから。
 感情のついた人みてると吐き気が
 とてもします。それに・・・
 
 “笑った顔”一番嫌い。

 それに―――――・・・・・・

 引き止める理由がないですよね?

 私、白龍じゃないんですよ?」



「それもそうやなぁ・・・」


・・・おいおい那智・・・。



「それもそうですね。
 ご迷惑をおかけしました。
 どうぞお帰りください。」


・・・一輝はどっちの味方なんだよ・・・。


じゃぁ。帰らせてもらいますわ。





その頃一輝は

「引き止める理由を
 作ればいい話じゃないですか」

なんて聞こえたはずがなかった。