「知ってるよ」 龍二の顔が迫ってきた。 「苺ちゃん…どう?ドキドキしてる?」 「うん…だから、もうやめて?」 龍二の顔をどうにか手で押さえて苺は頼む。 「ダメ。苺ちゃんがドキドキして死にかけるまでやめないよ?」 「え?う、嘘…死…!?も、もうギブ!」 苺の手の向こうで、龍二が小悪魔な微笑みを浮かべた。 「苺ちゃんの心臓は弱いなぁ…」