苺は落ちる途中で体勢をどうにか変えてアスファルトに足から着地した。 「ふー」 息を吐き出した時だった。 ドンッ 背中に龍二が落ちてきて、バランスを崩す。そのままアスファルトに顔を打ち付けた。 「だっ」 背中に乗っかった龍二が動く気配はない。