「そうだよ?」 苺の驚きに対して、まるで常識だといわんばかりに答える龍二。 「二人で登校したら、皆に同居のことばれちゃうじゃん!」 龍二は首を傾げて「そうかなぁ」と不思議がった。 「ばれるの!!」 「じゃあ、途中で苺ちゃんを拾ったって言えば大丈夫だよ」 「明日は!?明後日は!?」 「じゃあわかった。学校近くのコンビニで下してもらって、そこから歩こう」 龍二は何が何でも苺と登校したいようだった。