苺としては、女子に苛められそうで同居することが怖いのだが、そんなことは言えなかった。 「じゃあ、皆に自慢していいよね?」 龍二はそう言って目を閉じる。苺は本音を言うか言わないか迷った。 「で、でもさ…なんか言われないかな」 「なんかって?」 龍二は鈍いのか、それとも苺がいつ本音を言うか試しているのかそう尋ねた。